デッサンでコップの楕円を描くときのコツ


コップの口と底は、上からみると円ですが、斜めから見ると楕円形です。


楕円はデッサンを描くときに、しょっちゅう登場しますが…

「パースがかかるから楕円の手前は膨らむ!」と思っている方はいませんか?それは勘違いです!!!デッサンを、技法からしっかり勉強していらっしゃる方によくある勘違いです。


それでは、デッサンでコップの楕円を描くときのコツを解説してみたいと思います。デッサンに関するモヤモヤを、スッキリ解決できるお手伝ができれば幸いです。


上の図をご覧ください。コップの口の厚みを観察すると…手前が厚く、奥が薄く見えますね。手前が大きく見えて、奥が小さく見える。これが遠近法(パース)の基本です。一点透視法にならうと、楕円の中心が奥にずれて手前(下)の面積をやや広く、奥(上)の面積をやや狭く取ります。正方形にパースがついた形で描いてみると分かりやすいですね。その四角に内接する丸い形が、今回描きたいコップのフチの「楕円」です(①)。


この楕円の形…ちょっとややこしいのですが、中心(上から見たときの直径にあたるところ)と長径(幅の一番広いところ)がずれているのが分かります(②)。*補助線として楕円の両端に、縦線(水色)と長径(青色)を描いてみましょう。ですので、コップのフチの楕円を描くときは、横の補助線からの上下の比率を同じに取って描くのが正解です!!


いかがだったでしょうか?私もデッサンを本格的に始めてから20数年…きちんと理解して説明ができるようになったのは、ここ数年です。円柱にテープを貼って観察したり、先生に聞いたり、いろいろな記事を読んだりしました。なかなか腑に落ちにくい難題なんですね。ぜひ描いて確かめてみてください!(コーチ/芹田)


パースが苦手な方には4月のオンラインワークショップ、「二点透視を理解して描く!工業製品デッサン」がおすすめ。デッサンやスケッチをする時、「透視図法(パース)」を意識して描くと絵に説得力が生まれます。陥りがちな「逆パース」に注意しながら、今回は二点透視図法を使ってモチーフを描くトレーニングをしましょう。コーチが丁寧に解説しますので、苦手な方もぜひご参加ください!


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