「オルセー美術館展」と「スウェーデン絵画展」を見てきました
- OCHABI
- 18 時間前
- 読了時間: 3分
こんにちは、アートジム教務課です。
先日、東京・上野で開催されていた二つの展覧会を鑑賞してきました。
ひとつは国立西洋美術館 で開催されていた「オルセー美術館所蔵 印象派展 室内をめぐる物語」。
そしてもうひとつが、東京都美術館 で開催中の「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展です。
まったく異なる魅力を持った二つの展示。
とても充実した時間を過ごすことができました。
オルセー美術館所蔵 印象派展 室内をめぐる物語(国立西洋美術館)

会期終了間際、駆け込む形で訪れたオルセー展。
やはり大変な人気で、会場内はかなりの混雑でした。(展示は早めに行くべきだなと改めて実感…)

それでも、有名作品が数多く並ぶ展示はやはり圧巻。
印象派の画家たちが描いた“室内”というテーマに焦点を当てた構成で、光の扱い方、色彩の重なり、空気の描写に改めて目を奪われました。

なかでも、ルノワール の《ピアノを弾く少女たち》
個人的に見ることができてとても嬉しかった作品でした。
実は、予備校時代にこの作品を模写をしたことがあり……本物を始めてみました。
画面全体に満ちる光の色彩の豊かさ。
ただ明るいのではなく、さまざまな色が溶け合うように重ねられているあの質感。
「どうしてこの色で塗ろうと思ったのだろう?」と現代の私ですら思うのですから、当時の人々にとってはどれほど新鮮で衝撃的だったことか…。
混雑の中で体力は使いましたが、それでも“本物を見る”という体験の価値を改めて感じる展示でした。
スウェーデン絵画 ― 北欧の光、日常のかがやき(東京都美術館)

そして東京都美術館 のスウェーデン絵画展、これは個人的にはとても心をつかまれた展示でした。
夜明けでもあり、夕暮れでもあるような、静かで柔らかな光に満ちた作品たち。
フランスなど西洋美術の中心地の潮流の影響を受けながらも、スウェーデンという土地の風土や文化の流れを汲んで発展していった様子が、展示構成からもよく伝わってきました。
印象派の流れを感じさせつつも、広大な大地や澄んだ空気を描いた北欧らしい風景。
モネとはまた違う、静けさと奥行きを持った光の世界がそこにありました。
作品数は100点以下に抑えられており、一点一点の間隔にもゆとりがあるため、とても見やすい展示です。
会期始まりたてということもあってか、人の入りも落ち着いていて、まさに「じっくり鑑賞したいタイプの絵」にぴったりの環境でした。
個人的には、もう一度足を運びたいと思っているほどおすすめの展示です。
地域性と王道、それぞれの魅力
王道の印象派を堪能する時間と、特定の地域に根差した画家たちの世界をじっくり味わう時間。
どちらにも、それぞれの面白さがあります。
絵画は「時代の中心」だけでなく、「周縁」と呼ばれる場所でも豊かに育まれてきました。
光の描き方ひとつとっても、土地が変われば空気が変わり、色が変わる。
そんなことを改めて感じる一日でした。
オルセー展はすでに会期終了となりましたが、スウェーデン絵画展は4月まで開催。
春休みシーズンに入ると混雑が予想されますので、気になる方はぜひお早めに足を運んでみてください!!
美術館で作品と向き合う時間は、描くことに向き合う私たちにとって、何よりの栄養になります。
ぜひ皆さんも、たくさんの“光”を見つけに行ってみてください。














