11月のアート探求クラスは、黄金背景で人気のクリムト「接吻」をアクリル絵の具で模写しました。ウィーン離派の代表格となったクリムトは、独自の世界を追求し、煌びやかな表現で人気を博していきました。実は黄金背景は、日本の屏風から影響を受けたとも言われています。
アクリル絵の具で金色の背景作りや、水加減の調整で可能となる表現の幅をレクチャーしてから本番に入り、クリムトの筆致を辿っていきました。模写を描く目的は人ぞれぞれだと思いますが、本物そっくりに描くことに重点を置くのではなく作家の色や筆使い、計算された画面構成などを真似、知ることで自分の引き出しを増やすことが出来る時間だとレッスンを通して思いました。
講評会では新しく発見した事を皆さんでディスカッションし、共有していきました。描くことは自分を知ることに繋がると感じる豊かなひと時となりました。(コーチ/根本)