桜のスケッチ
- artgym
- 2021年3月29日
- 読了時間: 2分
今年も桜が満開ですね。
すぐに散ってしまう儚さも桜の魅力ではありますが、スケッチしたい人にとっては時間との戦いでもあります。天気の良い日に描いてみてはいかがでしょうか?静かに1人でじっくりと桜と向き合う。ステキな時間を過ごせると思います。
そこで、桜を描くときのコツをお伝えしたいと思います。
①花のつくりを知る→ 花びらが5枚星型のガク(濃いピンク)のくぼみについていて、真ん中にシベがあります。花の先は割れています。
②花のつき方を知る→枝に花芽(赤茶色〜緑色)があり、そこから何本かの茎(緑色)が伸びて花がつきます。花がこんもりしていて鞠のようです。
つくりや、つき方を理解しておくことで桃や梅とは違う、桜ならではの形を描くことができます。描き順は、ガク→花びら→シベが私のオススメです。横向きの花は先に花芽→茎を描いておきます。また、咲き始めは蕾や開きかけの花、散り始めはガクだけ残っているものもあるので、それらもスケッチしましょう。
私は、近所の誰もいない桜の木に、腰くらいの高さの椅子を持っていって目近で描きます。
指先が冷えるので、指先を切った手袋がオススメです。色鉛筆は、こげ茶、黄緑、緑、えんじ、黄色、ピンク濃淡2種。

数年前に、福島県富岡町の桜のトンネルの絵を描きました。7メートルの大作でした。現地では樹形と全体図をスケッチして、花びらは近所の花のスケッチを元に日本画で描いていきました。木を描いてから花を描いていくので、花咲か爺さんの気分です。
皆さんも、静かで人のいない近所の桜を見つけたら、是非スケッチしてみてください。コーチ/芹田)