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「生物学者がはじめた美術学校」

更新日:2023年7月19日

みなさんこんにちは。アートジム教務課です。突然ですが朝のドラマ「らんまん」ご覧になっていますか?私はすっかりハマって先週号泣したところです。(←タキさんのくだりです)


「らんまん」はストーリーや役者さんが素敵なのはもちろんですが、毎回登場する植物絵に目を奪われている方も多いのでは?


神木隆之介さん演じる槙野博士が植物を見つめながら、筆でスラスラと描いていく植物画は「派手」ではありませんが、草花の有りようが伝わってきます。


それもそのはず、今のように簡単に記録を取れるような時代ではありませんから、あんな風に描くことで人に伝えるしか術が無かったと思うと、、、、気が遠くなるような道のりです。



なぜこんなお話しをしているかというと、artgymの母体であるOCHABIは、実は「生物学者」がはじめた美術学校なんです。OCHABIの創始者である服部廣太郎は生物学、植物学(分類学)を学び、その後東京帝国大学理科大学助手となり、小笠原の植物や水道生物に関しての研究を行いました。(更にその後は植物生理学/細菌学の講師)


時代で言うと、らんまんより数年後のことです。


↑こちらは廣太郎博士の残した絵です。水道生物を描いたもので、顕微鏡を覗きながらその姿を描き写したと思われます。こちらも華やかではありませんが、そのものがどんな様子であったかが一目で分かるような精密なスケッチです。


↑ドラマにも名前が良く出てくる「小石川植物園」とも縁が深く、当時の研究者達と撮影した写真が残っています。そして先日判明したことですが、2列の真ん中がなんと「牧野富太郎博士」とのこと!

ちなみに2列目の右端が服部廣太郎博士です。一緒に映ってて感動。。。。



研究を重ね、様々な人物と関わっていくことで廣太郎博士は「観察」が「科学」とともに「芸術」をも生みだし、分け隔てることができないものであることに気づいたのです。そして戦後、OCHABIという美術学校の創立につながっていきます。(詳しくはこちら )

↑植物図集『群芳図譜』

那須産変形菌類図説を出版した1935年の前後3年間に東京美術学校校長を務めることとなる洋画家和田英作と共作で作られた図譜。全10冊の中には、洋画家松岡寿と植物学者三好學が文を寄せていて、科学と芸術のつながりを強く感じることのできる重要な図集です。



というわけで、らんまんを観ているとほんの少し我が校の創始者と(時代的にも)重なりを感じて、ついつい見入ってしまうのでした。



 

「植物を観察して描く」

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